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CTスキャンについて
CTとは、コンピューターとX線装置を複合した医療機器であり、日本語では「コンピューター断層撮影」と呼ばれます。
X線をあらゆる方向から当てて撮影した人体の横断面の画像をコンピューター処理し、立体画像を作る機器です。
そのため、レントゲンよりも臓器やその周囲の異常を詳細に確認することが可能であり、特に、肺や脳、腹部の診断において有効です。また、検査で痛みを感じることはありません。
レントゲン検査との違い
CTもレントゲンも、放射線を使った画像検査法ですが、撮影できる画像の内容に大きな違いがあります。
レントゲンは放射線を一方向から当てて、フィルムに画像を焼き付ける方法です。通常のカメラの撮影と仕組みは同様であるため、撮影できる画像は2次元となります。
一方で、CTは撮影したい場所に360度回転させて放射線を当てて、取得したデータを分析し、3次元な画像を作成することが可能です。
取得した情報が多ければ多いほど、正確な診断に繋がります。例えば、胸部レントゲンで肺の検査をする場合、肺の前方に心臓や血管があるため、レントゲンで肺全体を検査することは困難です。一方で、CTの場合は多角的に放射線を当てられ、肺を輪切りに撮影したり、確認したい部分を重点的に照射したりするなど、より詳細な検査が可能です。
以上のように、CTの方が診断の精度が高くなります。
検査を行えないケース
- 妊娠中もしくは妊娠の可能性がある
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当院のCTスキャン検査の特徴
総合病院で使っているものと同等の高画質・高精度なCTを採用しています
当院のCTは、16倍の速度で撮影できるため、カメラ1回転で16枚の画像を撮影できます。高画質・高精度な画像を撮影可能なだけでなく、レントゲンの被ばく量も少なくなります。
待ち時間が短いです
総合病院でCT検査を受診する場合、検査の予約・検査当日・検査結果の説明などで待ち時間が長くなります。
当院では、診察室・待合室の側にCT検査室があるため、移動時間や待ち時間が短縮されます。また、検査後直ちに診察を受けられるため、結果が分かるまで不安を抱えたまま待つことはありません。
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CTスキャン検査の種類
頭部CT検査
脳腫瘍、外傷が原因の頭蓋内の血腫、先天性の脳疾患などの検査として行います。病変のサイズ、位置、障害範囲、種類、良性・悪性などの状態を確認します。
頸部CT検査
内視鏡検査や超音波検査では確認しづらい、喉頭、咽頭、扁桃腺、甲状腺、頸部リンパ節などを詳しく確認することが可能です。
また、臓器の位置関係や頸部の組織を調べるためにも行われます。
胸部CT検査
呼吸器疾患を患っている方に対し、気管、気管支、肺などの状態を調べるほか、胸部臓器の腫瘍などの診断のためにも行われます。
腹部CT検査
膵臓、腎臓、肝臓、大腸、胃、卵巣、子宮などの腹部臓器の腫瘍の有無を確認するだけでなく、腹部臓器やその周囲の関連性や炎症の有無、リンパ節転移の有無などを調べるためにも行われます。
嘔吐や下痢の症状が起こっており、胆のう炎・胆石、消化管穿孔、尿路結石、黄疸、膵炎、膿瘍、解離性大動脈瘤の恐れがある場合も、この検査が不可欠です。
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検査の流れ
着替え
検査前に更衣室で検査着にお着替えください。
着替えの時に、アクセサリーなどの貴金属類も外してください。衣服に金属が付いていない場合、着替えなしで検査を行えることもあります。
検査
検査室にご案内します。検査台で寝た状態で検査を始めます。
検査によっては、検査中に20秒程度息を止めることをお願いする場合もあります。
検査終了
検査が終わりましたら、検査室から待合室に移動し、体調などに異常がないことをチェックします。着替えが終わりましたら検査終了となります。
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CTの検査費用
当院では、腹部・胸部・頭部のCT検査の予約を、WEBからお取り頂けます。
検査項目 | 費用 |
---|---|
頭部CT検査 | 4500円 |
頸部CT検査 | 4500円 |
胸部CT検査 | 4500円 |
腹部CT検査 | 4500円 |
*同じ日に複数部位の撮影も行えます。
大腸CTの費用
検査時間 10~15分
検査項目 | 保険1割負担 | 保険3割負担 |
---|---|---|
検査のみ | 2000円 | 6000円 |
*金額は検査代のみの参考概算となります。初診料・再診療管理料等は含まれておりません。
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大腸CT検査について
大腸CT検査も可能
大腸内視鏡検査が駄目でも諦めない!
大腸内視鏡検査の代わりとなる大腸CT検査が当院では受けられます。
日本における大腸がんの罹患率・死亡率は未だ減少傾向にありません。一方、大腸がんが多いとされていた米国では検診の受診率の増加などにより近年、大腸癌の罹患率・死亡率ともに減少傾向にあります。さらに驚くべきことに今や年間の大腸がん死亡数は米国より日本の方が多いと言われています。日本は大腸がんに対する対策や意識が低いため検診受診率(便潜血検査を受ける人の割合)ならびに精検受診率(便潜血検査で異常を指摘された人が精密検査を受ける割合)が諸外国と比較して低い傾向があり、現在の実情に至っていると考えられています。
大腸がんにならないために、さらには大腸がんが理由で死亡しないためには便潜血検査を毎年もしくは隔年で受診し、異常を指摘されれば大腸内視鏡検査による精密検査を受けることが重要な策となります。また、血便や排便異常(便の狭小化、下痢、残便感など)を自覚することがあれば大腸がんが隠れている可能性がありますので大腸内視鏡検査を受ける必要があります。大腸内視鏡検査を受けて癌の前段階であるポリープが見つかれば、それを切除することで大腸がんの罹患予防になりますし、例え大腸がんで見つかったとしても進行が早い段階で見つかれば癌を根治することも可能です。しかし、日本では便潜血検査で異常を指摘されたとしても実際には大腸内視鏡検査を受ける人は多くはないと言われています。その理由として以下のことが言われています。
大腸内視鏡検査は
- 下剤を飲むのが大変だから
- 検査に時間がかかるから
- 検査が痛くて辛そうだから
- 恥ずかしいから
もし何らかの理由で大腸内視鏡検査を敬遠し、検査の実施に至らない時でも現在は大腸内視鏡検査に代わる大腸CT検査で大腸の中を調べることが可能になっています。
大腸CT検査(CT colonography)
お尻(肛門)から空気(実際は二酸化炭素)を注入し大腸を膨らませた後にCT撮影を行う検査です。検査時間は基本的には10~15分と短時間で終了します。コンピューターによりあたかも大腸内視鏡検査を受けているようなバーチャル内視鏡の画像が作成され、それにより大腸内視鏡検査と同等に病気が発見されるものです。大腸CT検査のもう1つの特徴は検査前の下剤の服用量が少なくて済むことにあります。通常の大腸内視鏡検査は約2L前後の下剤を検査前に服用しないといけないのですが大腸CT検査の場合は600~800mlの量で構いません。検査の苦痛度に関してもこの大腸CT検査はお尻から空気を注入するだけですので大腸内視鏡検査で時に認められるような強い痛みはありません。病変の検出能に関しても1cm以上のものであれば大腸内視鏡検査と同じと考えられています。検査の負担・苦痛が少ないことから特にご高齢の方には最適な検査と思われます。