予防接種

VACCINATION 予防接種

VACCINATION -01

予防接種

子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)

目的

ヒトパピローマウイルス(HPV)が原因の子宮頸がんを防ぐことを目的とした予防接種です。

接種対象者

対象者は小学6年生~高校1年生の女子です。

ヒトパピローマウイルス(HPV)は子宮頸がん、肛門がん、中咽頭がんなどの原因ウイルスで、毎年全世界で70万人以上がHPV関連がん(90%が子宮頸がん)を発症し、罹患者は全がんの5%以上を占めています。 HPVワクチンはHPV感染予防のためのワクチンとなります。 現在、子宮頸がんはワクチンで防げる疾患であることのみならず、「ワクチンで撲滅可能ながん」として全世界で接種啓発がなれています。また、驚くことに諸外国ではすでに男性への定期接種も順次開始されています。日本においても2022年(令和4年)4月より、他の定期接種と同じく接種が推奨されるようになりました。当院でも9価HPVワクチン(シルガード)を使用しており、3回の接種(筋肉注射)が必要となります。有効性は97.4%とされており優れたワクチンと考えられております。

ワクチンの効果や安全性について十分に理解した上で接種を検討することが重要です。ワクチンの有害事象としては注射部位の疼痛、腫脹、紅斑があります。その他に頭痛、めまい、悪心、下痢、掻痒感、発熱、疲労などの報告がありますが、1~3%に留まるものです。ご興味があれば長崎県庁のホームページを一度ご確認頂き、リスクと効果をしっかりと把握してから接種を受けて頂けますと幸いです。

成人用肺炎球菌ワクチン

目的

肺炎球菌は、気道に感染して肺炎を引き起こすほか、血液中に入り込んで重症な敗血症や髄膜炎を引き起こす可能性のある細菌です。成人用肺炎球菌ワクチンの接種により、これらの感染症を予防することが期待されています。特に高齢者や基礎疾患をお持ちの方にとって、重症化予防の観点から推奨されているワクチンの一つとされています。

接種対象者

定期接種
  • 65歳以上で接種対象年度年齢に当てはまる方
  • 満60歳以上65歳未満で呼吸器や腎臓、心臓の機能に大きな障害がある方

※なお、下記①~③のどれかに当てはまる場合、予め医療機関の窓口に証明書類を出して頂くことで、個人負担金が発生しなくなります。接種後に個人負担金をお返しすることは不可能ですので、ご注意ください。

①生活保護世帯の方
②市民税非課税世帯(世帯全員が非課税)の方
③中国残留邦人等支援給付制度の受給者

任意接種をご検討いただきたい方

  • 基礎疾患(糖尿病、慢性心疾患、慢性呼吸器疾患、慢性腎臓病など)をお持ちの方
  • 免疫機能が低下している方
  • 脾臓を摘出された方

ワクチンの種類

現在、日本では以下の種類のワクチンが使用されています。当院では主に23価ワクチン(ニューモバックスNP)を使用しています。ご希望があればその他のワクチンの使用も可能です。

1. 23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン(PPSV23)
  • 商品名:ニューモバックスNPⓇ
  • 23種類の肺炎球菌に対する予防効果が期待されています。
  • 「高齢者定期接種」に使用されているワクチンです。
  • 通常1回の接種で、5年後に追加接種を検討する必要があります。
  • 65歳以上の方は定期接種として1回の接種となります。
  • 重症とされる成人侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)への有効性は42.2%というデータがあります。
2. 13価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV13)
  • 商品名:プレベナー13Ⓡ
  • 13種類の肺炎球菌に対する予防効果が期待されています。
  • 任意接種のワクチンとして使用されています。
  • 通常1回の接種です。
  • 特に免疫力が低下している方への接種が考慮されています。
3. 15価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV15)
  • 商品名:バナフィバⓇ
  • 15種類の肺炎球菌に対する予防効果が期待されています。
  • 成人は通常1回の接種です。
  • 任意接種のワクチンとして使用されています。
4. 20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20)
  • 商品名:プレベナー20Ⓡ
  • 20種類の肺炎球菌に対する予防効果が期待されています。
  • 成人は通常1回の接種です。
  • 任意接種のワクチンとして使用されています。

有効性について

  • 肺炎球菌による感染症の予防効果が期待されています
  • 特に、高齢者における肺炎の重症化予防に効果があるとされています
  • ワクチンの効果は接種後約5年間持続すると考えられています
  • 全ての肺炎球菌感染症を予防できるわけではありませんが、重症化リスクを低下させる効果が報告されています

安全性について

  • 一般的に安全性の高いワクチンとされています
  • 主な副反応として以下が報告されています:
    接種部位の痛み、発赤、腫れ(1~3日程度で自然に改善することが多いとされています)
    発熱、倦怠感(一時的なものが多いとされています)
  • まれに重篤な副反応の可能性もありますが、その頻度は極めて低いと報告されています
  • 以下の方は接種を控えていただく必要があります:
    発熱している方
    重い急性疾患にかかっている方
    ワクチンの成分でアレルギー反応の経験がある方

近年、高齢者の肺炎球菌ワクチンの定期接種率が低迷しており肺炎球菌感染症の予防が十分に行われていないという見解があります。また、季節性インフルエンザに罹患後に重症とされる成人侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)が発症しやすいと言われていますので高齢者の方は肺炎球菌ワクチンとインフルエンザワクチンの接種が重要となりますのでワクチン接種をご検討ください。

RSウイルスワクチン

目的

RSウイルス感染症の重症化を予防することを目的とした予防接種です。

接種対象者

  • 60歳以上の成人
  • RSウイルスによる感染症が重症化するリスクの高い50~59歳の成人
    *重症化リスク:慢性閉塞性肺疾患(COPD)、気管支喘息、慢性心不全、慢性腎不全
  • 妊娠24〜36週(特に28〜36週)の妊婦

2024年7月現在、RSウイルスワクチンには2種類あります(アレックスビーとアブリスボ)。妊婦に使用可能なワクチンはアブリスボのみです。2種類のRSウイルスワクチンは不活化ワクチンで筋肉注射となります。

60歳以上の成人には重症化予防、妊婦への接種では新生児および乳児のRSウイルス関連下気道疾患の予防を目的としています。RSウイルスに感染しても健常成人では、鼻汁や咳などの症状が起こっても自然軽快しますが、高齢者においてはRSウイルスに感染を契機に入院となるいことがありますのでワクチン接種によりその予防が期待されています。特に慢性閉塞性肺疾患(COPD)、気管支喘息、慢性心不全、慢性腎不全の疾患がある方は入院率が高くなりますのでワクチン接種がより有効となる可能性があります。

ワクチンの効果や安全性について十分に理解した上で接種を検討することが重要です。ワクチンの有害事象としては注射部位の疼痛(約60%)、疲労(約16~34%)、頭痛(13%)などがあります。

帯状疱疹ワクチン

目的

帯状疱疹の発症予防と、発症した場合の重症化を防ぐことを目的とした予防接種です。高齢者人口の増加に伴い、今後の帯状疱疹患者数の増加が懸念されており、当院では帯状疱疹ワクチンの接種をお勧めしております。

接種対象者

  • 50歳以上の成人の方
  • 帯状疱疹発症リスクが高い18歳以上の免疫不全の方
  • ※帯状疱疹の罹患リスクは50歳代から上昇し、70歳台で最も高くなることが報告されています。

    ワクチンの種類

    帯状疱疹ワクチンには以下の2種類があります:

    1. 不活化ワクチン
    • 商品名:シングリックス®
    • 当院で主に使用しているワクチンです。
    • 筋肉注射で2回接種が必要です(2ヶ月の間隔)。
    • 10年に1回の接種が推奨されています。
    2. 生ワクチン
    • 商品名:乾燥弱毒生水痘ワクチン(ビケン®)
    • 皮下注射で1回接種です。
    • 有効性は接種後3年の観察で51.3%、帯状疱疹後神経痛(PHN)の予防効果は66.5%です。
    • 年数が経つにつれ有効性は減弱し、接種後4~7年で有効性は39.6%となります。

    不活化ワクチン(シングリックス®)の有効性

    • 帯状疱疹予防効果は90%以上とされています。
    • 2回目接種後の予防効果は10年で73.2%と持続することが報告されています。
    • 70歳以上の方の帯状疱疹後神経痛(PHN)の予防効果は88.8%と報告されています。

    不活化ワクチン(シングリックス®)の安全性

    • 主な副反応として、注射部位の疼痛(約80%)が報告されています。
    • 過去に生ワクチン(ビケン®)を接種された方も、5年以上経過していれば不活化ワクチン(シングリックス®)の接種は安全とされています。

    インフルエンザ

    目的

    インフルエンザウイルスの感染や発症を100%予防することは不可能ですが、発症リスクの低下、重症化・合併症予防が期待できます。ワクチンの効果は接種から約2週間で現れ、5ヶ月ほど続きます。流行前(10~12月)に接種するのが効果的とされています。

    定期接種

    法律(予防接種法)に基づいて行われるワクチン接種で対象者が決められており、自治体が費用の一部または全額を助成しています。接種は強制ではありません。

    接種対象者
    • 65歳以上の方、または60~64歳で心臓、腎臓または呼吸器の機能に大きな障害がある方
    接種期間

    各年度の10月1日から2月28日まで

    接種回数

    期間中1回

    費用

    2,000円(長崎市)

    任意接種

    法律による義務はなく、希望者が自己負担で接種するワクチンとなります。インフルエンザワクチンは、定期接種の対象外の人にとっては任意接種となります。妊婦、基礎疾患のある人、医療従事者などは接種が推奨されています。

    実施期間

    各年度の10月1日から2月28日まで

    接種回数

    期間中1回

    費用

    4,000円(当クリニックの税抜料金です)

    *料金は年度によって変更になる場合がございます。詳しくは受付にお問い合わせください。

    ※なお、下記①~③のどれかに当てはまる場合、予め医療機関の窓口に証明書類を出して頂くことで、個人負担金が発生しなくなります。接種後に個人負担金をお返しすることは不可能ですので、ご注意ください。

    1. 生活保護世帯の方
    2. 市民税非課税世帯(世帯全員が非課税)の方
    3. 中国残留邦人等支援給付制度の受給者

    インフルエンザワクチンを接種できない方:

    • 明らかな発熱(37.5℃以上)がある方
    • 重篤な急性疾患にかかっている方
    • 過去にインフルエンザワクチンでアナフィラキシーを起こしたことがある方
    • 卵アレルギーが重篤な方
    • その他、医師が不適当と判断した方

    インフルエンザワクチンと他のワクチンの同時接種について:

    • インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンの同時接種は可能です。
    • その他のワクチン(日本脳炎、MR、肺炎球菌など):同時接種が可能です(不活化ワクチンなので問題なし)。
    • 生ワクチン(麻疹・風疹・水痘など)を接種する場合、他の注射生ワクチンとの間に27日以上の間隔を空ける必要があります。

    A型肝炎

    目的

    A型急性肝炎を防ぐことを目的とした予防接種です。A型急性肝炎が起こると、長期入院が必要となるほか、合併症や重症化によって命を落とす恐れもあります。任意接種ですが、東南アジアなどの流行国へ行く予定がある場合、接種することをお勧めします。

    注意事項

    2~4週間の間隔をあけて2回、初回注射から24週間以上経ってから1回接種します。免疫を長期間保つためには、3回接種が不可欠です。

    VACCINATION -03

    ワクチン料金

    受診料(税別)

      診察代金、手技料、判断料
    基本料金(税別) 1回目 3,000円
    2回目以降 800円

    予防接種料(税別)

      価格(税別)/1回 接種回数(推奨)
    帯状疱疹(シングリックス) 20,000円 2回
    肺炎球菌(ニューモバックスNP) 6,200円 1回
    小児用肺炎球菌(プレベナー) 10,500円 1回
    RSウイルス(アレックスビー) 25,000円 1回
    子宮頸がん(シルガード9) 25,000円 3回
    A型肝炎(エイムゲン) 6,200円 3回
    B型肝炎ワクチン(ビームゲン®) 4,000円 3回
    髄膜炎菌(メンクアッドフィ®) 23,000円 1回
    日本脳炎ワクチン(ジェービックⅤ®) 4,100円 3回
    ロタウイルスワクチン(ロタテック) 7,400円 3回
    インフルエンザ菌b型(Hib) 6,800円 4回
    破傷風(破傷風トキソイド) 2,500円 3回
    4種混合ワクチン
    (DPT-IPV:ジフテリア、百日咳、
    破傷風、ポリオ)
    7,100円 4回
    3種混合ワクチン
    (DPT:ジフテリア、
    百日咳、破傷風)
    3,500円 1回
    2種混合ワクチン
    (DT:ジフテリア、破傷風)
    3,000円 1回
    ポリオ
    (不活化ワクチン:イモバックスポリオ)
    7,800円 1~2回
    麻しん(はしか)・
    風しん混合ワクチン(MR)
    7,800円 1~2回
    麻しん(はしか) 4,000円 1~2回
    風しん 4,000円 1~2回
    水ぼうそう(水痘)ワクチン 6,000円 1~2回
    おたふくかぜ風邪ワクチン 4,000円 1~2回
    BCGワクチン 6,500円 1回

    VACCINATION -04

    抗体検査料金

    受診料(税別)

    基本料金(税別) 診察代金、手技料、判断料 3,000円

    各種抗体検査料金(税別)

    麻疹(はしか) IgG(EIA法) 2,200円
    風疹 IgG(EIA法) 2,200円
    ムンプス(おたふくかぜ) IgG(EIA法) 2,200円
    水痘(水ぼうそう) IgG(EIA法) 2,200円
    B型肝炎 HBs抗体CLIA法 1,200円
    抗体検査4種セット
    (基本料金を含む)
    麻疹(はしか)
    風疹
    ムンプス(おたふくかぜ)
    水痘(水ぼうそう)
    IgG(EIA法) 11,000円
    (税別)
    抗体検査5種セット
    (基本料金を含む)
    麻疹(はしか)
    風疹
    ムンプス(おたふくかぜ)
    水痘(水ぼうそう)
    IgG(EIA法) 12,000円
    (税別)
    B型肝炎 HBs抗体CLIA法
     

    発熱外来・感冒外来の停止 (発熱や風邪症状の患者さんの受診について)

    現在、当クリニックでは発熱ならびに風邪症状患者さんの診療を停止しております。
    発熱患者様は他の医療機関の受診をお願いいたします。
    受診後に発熱や風邪症状が発覚した場合は、外のブースで必ずコロナ感染のチェックを受けていただきますのでよろしくお願いします。
    当日だけではなく、数日以内に高熱(38℃以上)が出た方は、必ず事前にお電話にてご一報ください。
    また、身近な人がコロナ確定またはインフルエンザ確定した方も、必ず事前にお電話にてご一報ください。

    095-895-5577

    定期受診の方はお電話で受診時間を設定しますので、その時間帯に受診をお願いします。
    受診時間は、当日の予約診療の状況によって変わりますのでご了承ください。

    お知らせ

    • 待合時間の負担軽減
    • 待合室の混雑緩和
    • 感染予防対策

    上記の観点から、事前予約優先制にて診療を行っています。
    当日の予約状況によっては、新規の患者様でご予約なしの場合は診療をお受けできないこともありますので予めご了承ください

    当院の診療時間について

    この度、午後の診療時間を以下の通り変更させていただくことになりましたので、お知らせいたします。
    皆様にはご不便をおかけいたしますが、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

    変更後の午後診療時間

    • 診療時間: 16時〜17時まで
    • 最終受付時間: 16時30分

    ※診察はWeb予約の患者様のみとなります。
    ※午前の診療時間に変更はございません。
    ※変更は2024年11月1日より適用されます。
    ※水曜日は「休診」となっておりますのでご注意ください。電話対応も出来かねますのでご了承ください。

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